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  • 2012/5/7
  • 【シンクロ委員会】シンクロ日本選手権
  • テーマ/榎本紀葉ラスト演技!
 シンクロ日本選手権視察報告

 石川県水泳協会シンクロ委員長 東野由香子

今回のシンクロ日本選手権は榎本紀葉選手のラスト演技だったので、私も最終日に会場まで見に行きました。同じく見に来た中川栞さん(紀葉とペアを組んだ元国体選手)とも久しぶりに会いました。もちろん榎本ご両親にも。

 大会前に見に行くことを紀葉に伝え、その返信メールの一部です。「沢山の人が私のラストシンクロを見に来てくれます。本当に環境と人の巡り合わせには感謝感謝です・・・!あと少し胸張って終われるように頑張ります!」

 大会が終わった翌朝にもらったメールです。「昨日は見に来てくれて本当にありがとうございました。家族皆や親戚、金沢からわざわざ見に来てくれてた東野さんや友達、東京の友達など本当に沢山の人が応援に来てくれてすごく嬉しかったです。結果はどうであれ、気持ちよく泳げたし、やって来た事に間違いはなかったと思い、満足しています。金沢でシンクロと出会い、大好きなコーチ、仲間、関係者さんと巡り会い、アクラブへ移籍し、ここまで続けれた事、多くの経験をしてこれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。東野さんは何かあるごとにいつも連絡をくれたり、私の事を気にかけてくれて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。少し休み、これから先の事を自分と相談し、今度も私らしく生きたいと思います。」

 紀葉を筆頭に選手をサポートし、応援してきた私にとっても、このメールは有難くもあり大変嬉しいものです。本当に色々なことを吸収し、成長した紀葉を会場で見ることが出来、しみじみ良かったなあと実感してます。

 また、5日のNHK放映では、榎本・芳賀ペアはデュエットの2番目に登場しました。会場で見るより、選手をアップで撮っているので、いきいきした表情がよく伝わります。「気持ちよく泳げた」と紀葉のメールにありましたが、その言葉通り、実に紀葉らしい笑顔で、この大舞台を楽しんで泳いでいることが見て取れました。

 本人も「型にはまった作り笑顔ではなく、感情そのままから出てきた自然な笑顔で泳ぎきれた」と。解説者の鈴木恵美子さんのコメントは細部にわたり指摘していましたが、日本のシンクロが世界で戦うのに必要なアドバイスだと思います。

 もちろん、金沢SC選手もしっかりと頑張りました。昨年までの主力だった横山・村田・大辺選手が引退し、初出場の中学生が入っての演技で健闘しました。まだまだ課題はありますが、谷村コーチが作る「金沢らしい個性」がある内容です。今後、夏に向かって、もっと力強くキレのある「金沢らしさ」に磨きをかけてほしいと思います。

(写真)
 金沢SCチーム
 前列左より・・・長井、喜成彩織、塩谷、林
 後列左より・・・喜成彩加、東、浅田、坂本

 榎本&芳賀デュエット
 榎本は右の座っている方、左は芳賀

 アクラブ調布チーム
 榎本は後列真ん中

 アクラブ調布フリーコンビネーション
 榎本は後列左から3番目

 アクラブ調布FC
 榎本は後列左から4番目
 フリーコンビネーションの表彰式後の写真。シンクロは「ピンク色」ぱちゃぽが授与されます。

 第88回日本選手権水泳競技大会シンクロ競技
 2012年5月2日〜5月5日 東京・辰巳国際水泳場

 今大会はジャパンオープンを兼ねて行われた大会ですが、海外勢を除き、日本選手権としての結果を掲載します。
 ※榎本紀葉:金沢SC・金沢高校出身、現在アクラブ調布所属・日本体育大学4年

 *フリーコンビネーション
 第3位 アクラブ調布(榎本紀葉出場) 得点83.363

 *チーム
 第4位 アクラブ調布(榎本紀葉出場)
 フリールーティン83.576 テクニカルルーティン82.112 得点合計165.688

 第14位 金沢スイミングクラブ小立野
(喜成彩加・浅田彩香・坂本実穂・塩谷梨乃・喜成彩織・長井遥・東彩海・林頌子)
 フリールーティン74.200 テクニカルルーティン72.288 得点合計146.488

 *デュエット
 第5位 榎本紀葉・芳賀千里(アクラブ調布)
 フリールーティン81.688 テクニカルルーティン79.656 得点合計161.344




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