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  • 2012/4/9
  • 【理事長室】日本選手権視察
  • テーマ/石川県勢の健闘が光る
 日本選手権(競泳)を3日間にわたり視察してきました。オリンピック予選を兼ねていることから、いつもと違った緊張感が場内に漂っていました。その結果、小堀勇気が見事に代表権を獲得、期待された宮本陽輔は残念ながら敗退しました。今大会には石川県勢は13名が出場、うち4名が決勝進出、1名が準決勝進出と大活躍しました。決勝を泳いだ選手の私の感想です。


小堀勇気選手
 3月下旬に会った時のコメントは「自由形はいいのですが、バタフライは・・・」というもので、結果はそのとおりになりました。200m自由形決勝は準決勝の泳ぎをしっかり修正し、松田選手に続く第2位に入りましたが、泳ぎはもちろん精神的な強さが感じられました。立派なオリンピック出場です。個人種目出場を狙っていた200mバタフライは前半から本来の勢いがなく、ラストスパートの切れも見られませんでした。

宮本陽輔選手
 残念の一言しかありません。レース前の予想では、隣を泳ぐ鹿屋体育大学の同僚である山本選手とともに、おそらく15分を突破するであろうと誰もが信じていました。600mはますまずの泳ぎ。しかし、昨年のレースより100mのラップがわずかに遅いことを私は心配していたのですが、悪い予感が的中。その後失速してしまいました。好調と思われた中、このレースの原因をよく分析し、次へのステップにしてほしいと願っています。

山崎貴大選手
 体が大きくなり、確実に力をつけています。このまま成長すれば、入江選手に続く、日本のトップ選手になるでしょう。スタートやターンをとってみても、一流の域に入ってきたように思います。もう少しフォームが安定すれば、さらなる記録更新が期待できます。何よりも200m後半のスパートが復活してきたことが大きな収穫です。

下中千明選手
 この2年間の不調から脱し、ようやく彼女らしい状態に戻ってきました。これからが楽しみです。50mだけでなく、100mもかなり泳ぐことができました。ただし、本人の持ち味であるスタートの俊敏性、15mまでの浮き上がりにやや精彩を欠いているように感じました。大学生最後の年、インカレでの頂点が見えてきました。


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